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話さなきゃね(パート3)

医師から二度と元には戻らないと言われてから

どうやってこの脚で生きていけばいいのか?

どうやってこの脚の事を隠していけばいいのか?

そんな事を考えてばかりの日が続いた。


ネフローゼの治療薬の他に

1日に2回の痛み止めの薬、

ステロイドから胃を守る胃薬と、痛み止めの薬から胃を守る胃薬。

なにが薬で、なにが治療なのか、頭がぐちゃぐちゃになった。


少しずつ

やっぱり、色んな人に脚を引きずっているのがバレテいった。

『ダーツの練習で脚を痛めた』と言ってみたり

『脚が腐った』と言ってみたり

『なんだか痛いんですよ~』っていってりしていた。


なかには

『なんでそこまでやるんだ!』って怒るほど心配してくれた人や

病気のことを打ち明けると、人目もはばからず泣いてくれた人もいた。


お店に来てくれる人を最低1回は笑わせると

出発した時から心に決めて進んできたけど

心配させたり、気遣わせてしまう日が増えていく、、


ダーツやビリヤードをしに来るだけではなく

このお店で色んな人と出会って、ドキドキしたり

色んな考え方を持つ人に出会い、『ほ~、、なるほど』って思ったり

笑ったり、励ましあったりして

また明日の仕事に向かっていくぞ!って

そんな風にBというお店がなれたらいいなって

すっと思いながらやってきたのに、、

俺はなにをやってるんだ、、、

お店に来るたびにスタッフに気を使わせてちゃダメだろ、、、


そんな事ばかり考えていた。


俺の性格をよく知ってくれている人は

『ん・・?脚いたいんだ。お大事にね。』と言ってくれて、

今までどうりに接してくれた。

普通に接してくれるから、俺も今出来る最高の普通の歩き方で接した。

これ以上出来ない、っていうぐらい一生懸命に普通を目指して

今出来る最高の普通をやり続けた。


誤解のないように書きますが

俺は自分の意思で、一生懸命にやったら

運悪く、足の骨が折れただけで

誰のせい

とか

誰にやらされた

だなんて

何一つ思っていません。

むしろ、勝手に突っ走ってこんな事になってしまって

みんなに申し訳ないなぁと思っています。

このお店、この仕事をしていなかったら

出会う事もなく

笑いあう事も

喧嘩する事も

1つの勝負に笑ったり泣いたりすることもなく、

歳の差も職業の垣根もなく、

同じ時間を過ごす人たちに出会う事はなかったでしょう。

先日も書いたけど

自分の進むレールだけに逆風が吹いているとは思いません。

むしろ俺は幸福だと思う

今の医学では治らないとしても、ビッコひきながらでも、

毎日笑って生きてる。

俺の話で笑ってくれる人がいる

俺を笑わせてくれる沢山の人がいる


東北の人たちは、もっとシンドイ目にあってる


44歳のカズ選手は、もっともっとシンドイ練習を繰り返して

俺を励ましてくれた。

東北を突き抜けて北海道の俺にまで気持ちが届いた。


だから俺は

いつか必ず、こう言おうと思う


『俺はなぁ、、脚が折れてても仕事場に立ってたぞ!!』

『グダグダ言ってないでカズを見習え!!』

と、言おうと思う。


話をまとめます


なるべくしてなった俺の身体の事で、いろいろな人に心配をかけてしまいました。

軽く話すことも、詳しく説明することも出来ずにいました

俺は俺のしたいように動いただけです。

心配してくれてありがとう

気を使ってくれてありがとう

---最終話につづく--

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