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2011/5/10

詳しく書くと、また長文になるので省きます。

僕はこの業界に入った当時から

『決してコビをうってまで人に好かれようとは思わない』

『そんな事したくてこの仕事で食っていこうと決意した訳じゃない』

などなどと、強気と糞生意気の狭間を行ったり来たりする発言をしてきました。

そして

『上手いを偉いと勘違いしている人間は大嫌い』

この言葉は僕はずぅぅぅぅっっと言い続けています。

どれだけダーツが、ビリヤードが上手かろうが、大会で結果を出そうが

同じプレイヤーを笑ったり馬鹿にしたり侮辱したりする人を見ると

イライライライライライラします。と同時に、勿体無いなぁと思ってしまう。

それだけ色んなものを犠牲にして練習に打ち込んで打ち込んで打ち込みまくって

ようやく高みに上ったのに、嫌われる。

試合後に

『どうよ!俺の凄さがわかったか!ぐへへへ!!』という人は好きです

『お前なんかに負けるかよ!』という人は大嫌い

『ありがとうございました』と頭を下げる人は好き

『また機会があったらよろしくです』という人は大好き

上に立ったら威張れると思っている人を悪いとは思いません。嫌いですけど。

ただ、この競技の性質上、ある程度仕方の無い事なのかなぁとも。。

以前、トゥマブキ君という大学生と、

1年ぐらいビッシリ付きっ切りでビリヤードのレッスンをした事がある

そのトゥマブキ(以下、いまだ)は、当時、周囲から笑われていた。

ヘタクソと笑われ、レアルのユニホームを着た金髪の今田君

『友達に勝ちたい』と、ガムシャラに練習する今田君を見て

僕は『今、ヘタクソって僕を笑ってる人間を倒したい!』と言った彼を応援しました。

ただ、要所要所では必ず、

『いいか、、?この業界には、上手いと偉い。と思ってる奴がいるから

君は絶対にそうなるなよ!!??なったら俺は本気で怒るかんな!!!』

と、精神面でも彼に言い聞かせていた。

大学4年になる頃には、『今田はBに住んでる』と言われ

日本トップクラスのプロのビリヤード選手に
『チャレンジマッチ中、なにを食べてたんですか?』とクチをモグモグさせる癖をみにつけ

『今日は煮物を作ってからBに来たので彼女に叱られません!』と豪語した直後に
彼女に『帰って来い』と一喝され帰っていったり

彼と行った遠征先のホテルの風呂で、KETUGEがボーボーな事が発覚したり



話がそれました。体毛の距離の話ではありません。

そんな今田君が、めきめきと上達した頃の事です。

恐れていた事が現実になりました。

今田君が自分よりも技術的に下のプレーヤーや、年上の人相手に

生意気な言動をとるようになったのです。

カッコつける気はありませんが、彼をココまで育てたのも俺ならば

間違った事をしたり、結果的に誰かを傷つけたりしたら、ぶっ叩くのも俺。

良い時も悪い時も、掌を天に向けたり地面に向けたりしない。

お互いが別々の道を歩く時が来るまで、途中で捨てない

メールで長々と説教したこともあったし、お店で『おまえな、、』と説教もしたし。

そんなラウールも、結婚し、現在は千葉。

ビリヤードは忙しくて出来ていないようだけど

僕は彼にいくつかお願いをしました。

『どれだけ上手くなっても、歳が下の相手だろうとも、くれぐれも謙虚に』

『俺が君にして来たように、いつか君にも必ず教える番が来る。

その時は、今田君、今度は君の番だぞ。』

なんて素敵な事を僕は言ったんだろう。かっこよすぎる。。

このセリフを森田知事、ミッキーマウスに届けて欲しい

もしくは落花生相手でもいいから。

話をまとめます。

上手いから偉いと思うな
心技体ともに紳士たれ




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